初めて税理士と契約する場合、
「どんなことをやってもらえるのか?」
「費用はどれくらいかかるのか?」
というところは、外からの評判やホームページを見ることで判断できるかも知れません。
ですが、「どんな税理士が良いのか?」というポイントについては、実際に税理士との契約をしてからではないとわからないことも多いと思います。
もちろん料金面で予算に合うことも大事なポイントですが、今後税理士と会って話をされる際に、見極められるようなポイントをご紹介致します。
index
失敗しない税理士の選び方と4つのポイント
1.会社の未来を考えたアドバイスをしてくれる。
税理士の主な業務は、月次の会計処理のサポートや数字の動きをレポートし、今後の経営に活かすアドバイスが主です。
それらの数値を正確に、素早く伝えていただけることも税理士を選ぶ上では重要なポイントです。
ですが最も重要なのは、それらのアドバイスが「会社の未来」を踏まえたアドバイスかどうか、ということです。
単に一ヶ月単位の数字の動きをレポートし、「ここがダメです」「あそこは良いです」ということをいうだけでは意味がありません。
「会社が今後大きくなっていくために重要なことは何なのか?」
「未来に向けた道筋の中で、今どこに居て、何ができていて、何が足りないのか?」
以上のようなポイントを踏まえて話をしてもらえてこそ、税理士と契約する意味があるのです。
話の中で、「未来の会社」に向けたアドバイスをしてくれる税理士を選んでください。
2.将来の融資や資金繰りを考えたアドバイスをくれる
あなたの会社が今後大きく成長するために間違いなく必要になるのは、「お金」です。
「今の業務を拡大し、出店・採用を行いたい」と考えたり、「新しいサービスを始めて、会社の業務範囲を広げていきたい」と考えたりした場合、必ず「お金」が必要になります。
ですので、この「お金」を管理することが何よりも重要になるといえます。
もちろんこうした仕事は、税理士および会計事務所のサービスの核となるもので、お客様に価値を発揮できるポイントでもあります。
今後会社を大きくしていきたいと考えられるのであれば、こうしたサービスに対応できる税理士を選ぶことはもちろんのこと、初めにお会いしたときや、実際のサービスを依頼してからも、「お金」に主眼を置いたアドバイスをしてくれる税理士を選ぶべきです。
3.料金が明確になっている。ただし、融通はしてくれる。
税理士とはいえサービス業です。
仕入れによって値段が変わるような仕事ではありません。
ですので、サービスにあたっての料金は明確にすることはできるのです。
もちろん業務の内容は多種多様になりますので、それら全てを網羅するような料金表までは作ることは難しいですが、一定の基準となる料金表を持っている税理士を選ぶべきです。
とはいえ、その料金表に捉われすぎることはなく、会社の規模や環境を理解してくれて、ある程度融通を聞いてくれる税理士でなければ、うまく付き合っていくのは難しくなるでしょう。
料金の基準は持ちつつ、ある程度融通も利いてくれるような税理士が望ましいでしょう。
4.社会的な躾・マナーを持っている。
税理士という職業は「先生業」とも呼ばれ、「○○先生」といわれることも多々あります。
この「○○先生」という呼び方に捉われることなく、一経営者・一社会人として振舞うことができる税理士は良いのですが、まれに「先生」と呼ばれることに慣れすぎて、言動まで先生になってしまう税理士がいます。
そうなってしまうと、「約束を破る」「遅刻をする」「挨拶ができない」「振る舞いが高圧的」など、社会的な常識からは考えられないような振る舞いをする税理士もいます。
もちろんそれだけで税理士の質を判断することはできませんが、付き合っていて気持ちが良くないのは事実です。
あなたのビジネスパートナーとして親身に相談に乗ってくれながら、礼儀を持った税理士とのお付き合いをおすすめします。
以上のような4つのポイントを踏まえて、これからビジネスパートナーとなる税理士を選んでください。
税理士顧問の変更をお考えの方へ
私どもとお付き合いいただくことになった企業様の中には、他の税理士事務所からの切り替えを希望されてお付き合いいただくことになった方も数多くいらっしゃいます。
そこで、税理士切り替えをお考えのみなさまに、当事務所のサービスの特徴も含めて、以下にお伝えさせていただきます。
1.税理士切り替えの理由
・毎月訪問してくれる契約になっているのに、訪問してくれない
・質問しても「先生に確認してからお答えします」と言われ対応が遅い
・税理士に怒られた
・申告の段階まで赤字か黒字かわからない
・数字の説明だけで、提案がない
・税務調査で戦ってくれない
・初歩的なミスで、多額の税金を後から払った
など。
毎月会計事務所へお支払いただく顧問料は決して安いものではありません。
私たちは、記帳代行だけでなく顧問先様の経営全般についてのご相談も適宜承っております。
2.当事務所の強み
当事務所では、顧問先様の会社運営において少しでも多くお手伝いできるよう、以下のサービスを提供しています。
ワンストップサービス
会社運営に必要な周辺業務(弁護士・司法書士・不動産鑑定士・社労士)との連携することにより、当事務所へご相談いただければ解決できるよう体制を整えております。
毎月巡回監査
毎月1回の監査により、経営上の問題に早い段階で気が付き、迅速な対応をすることができます。
中には、毎月会う必要はないとおっしゃる方もいるかと思いますが、毎月お会いするからこそ些細な変化にも気が付けると考えております。
決算前事前に検討会を実施し、納税予測を事前に行う
決算前に、今期の決算に関する報告を含め、今年度の納税予測を事前に行ないます。
これにより、「急に言われても納税するお金がない」という資金繰り面の問題についてや、「こんなに納める必要があるのか?」と言った疑問を払拭していただけます。
顧問契約後の初期経理指導
会社発展のためには、経営者が正しい経営判断が行えるよう、適時に正確な業績管理資料を作成する必要があります。
そのために、会社の経理担当者への徹底した経理指導を致します。
関連記事:はじめて税理士と付き合う方へ