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なぜ資金が足りなくなるのか?
◆事業活動において「売上」がただ多ければ良いということはありません。利益はどれだけ出ているのか、代金は確実に短期間のうちに回収できているのかといったところを注意して
管理しなくてはなりません。
◆当然ながら、収入以上に支出がある場合、資金は不足していきます。これから先の収入が
いつ、いくらぐらいあるのかを予測することが資金繰りを考える第一歩です。
1 売上予定表 | 毎月の売上の予定を得意先別にまとめる |
2 月別売掛金管理表 |
売上のあったもののうち当月に入金になるものと翌月以降になるものとに得意先別にまとめる
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3 得意先別入金予定一覧 |
今後の毎月の入金予定額を得意先別にまとめる
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資金繰り表を作る
◆上記の3で入金の予定がたったら、次に出金の予定を立てなくてはなりません。
資金繰り表は月単位で作成するのが一般的ですが、必要に応じて5日~10日単位のもの
をつくると効果的です。金融機関においても資金繰り表をきちんと作成している会社を高く評
価しています。必要なときに必要な資金をスムーズに借入するためにも資金繰り表をつくっ
ておくのが良いでしょう。
資金繰り表のサンプル
資金繰りに悩む理由をシンプルに考える
◆資金繰り難の主な原因は売上の減少です。しかしながら、当然それだけではありません。
現金流出を伴う節税、売上が増えたときの浪費、売上に見合わない経費など思い当たるも
のがないか振り返って見ましょう。
「なぜ資金繰りが大切か」を改めて考える
◆企業活動は「利益が出て、資金もまわる」ようになって初めて正常化する。特に中小企業
の社長の仕事の大半は「利益アップ」と「資金繰り」だと再認識する必要があります。
◆お金と向きあえる経営者の条件は、
知らないと大問題 「借入」の基礎知識
◆銀行からの融資は、
◆銀行からの融資を受けたいばかりに決算書を良く見せる、いわゆる「粉飾」というものがあ
ります。
金融機関でもそう簡単に見抜けるものではないでしょう。だからといって、一度粉飾決算に
手を染めてしまえば、翌期も翌々期も粉飾をおこなわざるをえなくなります。真実をゆがめて
その場を取り繕うようなことをしてはいけません。
資金繰りをラクにする「資金計画」とは?
◆キャッシュフロー計算書を作るためには、
(1) 決算期の貸借対照表
(2) 前期の貸借対照表
(3) 決算期の損益計算書
(4) 決算期の株主持分変動計算書 が必要になります。
資金計画書は、資金繰りと正面から向き合うための強力な武器になります。